志木ニュータウン育ち、ゲームと部活に没頭し「僕ならできる」を信じ続ける日々
ご出身はどちらですか?また、幼少の頃はどんな子供だったか教えて下さい。
生まれは母方の里帰り出産で秋田ですが、育ちは志木ニュータウン。できたてのマンション群の「一番最初の代」として、ずっと志木で過ごしてきました。小学校時代は夕焼け小焼けまで外でサッカー、暗くなってボールが見えなくなるまで粘るタイプでしたね。笑 家に帰ればファミコンで、友達の家で「くにおくん」シリーズや「時代劇だよ全員集合!」に夢中でした。中学は陸上部、高校では写真部・書道部・合気道部を掛け持ちし、写真部では部長を務め、書道は都の大会で評価されるほど打ち込みました。大学からは神奈川に住み、東海大学へ。音楽ではヒップホップにのめり込み、渋谷のクラブやイベントに通う日々でした。
休日は何をしてますか?趣味などがあれば教えて下さい。
正直、「休日」という概念があまりないんです。笑 電話が鳴れば正月でも対応するし、フォームから依頼が来れば即座に動きます。とはいえ、みんなで楽しむ時間は大切にしていて、毎月の全体飲み会は「オールインクルーシブ」で全額会社負担。社員旅行も毎年実施し、昨年は大阪、今年は沖縄を計画中です。屋形船で天ぷら、なんて企画も大好きです。USJやディズニーに行っていても、スマホとPCがあれば即仕事に戻れる—そんな働き方が自分のスタイルですね。
座右の銘やそれにまつわるお話があれば教えて下さい。
私、自他ともに認める「パラッパラッパー」好きでして、座右の銘も、そのフレーズで「I Gotta Believe(僕ならできるさ)」。経営をしていると、うまくいかないことの方が多い。ふと部屋に並ぶパラッパラッパーのグッズが目に入るたび、困難に直面しても「僕ならできる」と背中を押される感覚があります。学生時代はただ可愛いキャラクターとして好きだったのに、経営者になってから、この言葉の重みがじわじわ染みてきました。

在宅専門クリーニングで築く“全員経営”の組織と地域への誇り
改めて事業内容を教えて下さい。
屋号は「スッキリマイスター」。在宅専門のハウスクリーニングです。エアコン、浴室、キッチン、レンジフードなど、ご家庭の生活空間に入って仕上げる仕事が中心ですね。事業所は志木ですが、依頼の8~9割は都内、埼玉が1~2割です。現在スタッフは5名。求人をかけて10名体制を目指しています。
事業や商品についてのこだわりはありますか?
在宅専門であることにこだわっています。定期清掃は収益の安定に見えますが、安価になりがちでスケジュールが固定化し、新規のご依頼を断らざるを得ないリスクもある。だからこそ、スポットの依頼と定期のバランスをとり、単価構成も含めて全体最適を図ることを大切にしています。 そして、組織づくりの信条は「全員が経営者であれ」。毎月の全体ミーティングでは売上や原価をすべて開示し、どのメニューを伸ばし、何を減らすかを全員で議論します。採用でも「正社員とアルバイトの違いは?」と必ず問います。私の答えは一つ—会社を「儲けさせようとするかどうか」。主体的に動ける人に仲間になってほしいのです。
起業したきっかけを教えて下さい。
もともとは営業職だったんです。その後、ご縁で掃除業界へ。組織の中で率直に意見を言う性格が災いして・・・笑 対立も経験して、独立しました。最初はパートナーと始めましたが、方向性の違いで一人に。そこからが自分の再スタートでした。暮らしのマーケット時代には全ジャンルで売上1位になり、本社に呼ばれてインタビューを受けたこともあったりして・・・。イオンのハウスクリーニングでも関東No.1スタッフを3年連続で獲得(全国上位)。肩書が変わっても、現場で結果を出すことだけはやめませんでした。そうして積み重ねた技術と集客の力が、今のスッキリマイスターの土台です。
なぜこの地域で事業をやろうと思ったのでしょうか?
私は志木で育った「地元の人間」です。仕事の大半は都内ですが、拠点は志木に置いています。10年やっても下請けや大手ブランド名で現場に入ると、自社名はなかなか表に出ません。それでも地元に根を張り、地域に自分たちの存在や実績を見える形で残したい。そんな思いから、子育て応援マップの制作など、地域に資する形での発信にも踏み出しました。

志木から全国へ、「僕ならできる」を胸に進む
そもそも、なぜ青年部に入ったのでしょうか?
縁をたどって紹介を受け、話を聞いてもらえたことが入り口でした。会費を払って「入っているだけ」では何も起きない。自分から関われば景色が変わる—そう気づかせてもらえたのが青年部ですね。
青年部に入ったメリットがあれば教えて下さい。
一番は、普段なら交わらない人たちと繋がり、真剣な話ができること。ギブアンドテイクというより、まずギブ。自分が動き、手伝い、汗をかくと、自然と相談できる仲間が増えていきます。事業の悩みを率直に話せる場所があるのは、経営者にとって何よりの支えです。
最後に今後の事業の展望や青年部活動について一言お願いします!
まずは10名体制へ。スポットと定期の最適バランスを保ちながら、高付加価値メニューを伸ばし、在宅専門の品質基準をもう一段引き上げます。社内はこれからも「全員が経営者」文化を貫き、数字を開示し、考え、動く集団であり続けます。地域では、志木から“在宅専門といえばスッキリマイスター”と言ってもらえる存在へ。青年部では、自分の経験やネットワークを惜しまず提供し、AIを含む新しい知恵もどんどん取り入れて、街に役立つ企画を形にしていきます。困難に出会ったら、胸の中でいつものひと言—「僕ならできる」。その言葉を合図に、今日も一歩前へ進みます。
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