今回は、同社の代表取締役であり、志木市商工会青年部の2024年度の委員長も務める永井さんにお話を伺いました。
地元群馬でサッカー漬けの日々から、徐々に音楽にハマっていった幼少時代
ご出身はどちらですか?また、幼少の頃はどんな子供だったか教えて下さい。
群馬県前橋市の出身です。一応県庁所在地なのですが、多分皆さんが想像するよりかなり田舎でして、特に僕が住んでいた地域は田んぼだらけでした。 当時は町民が少なくて皆顔見知りみたいな感じで、僕は一人っ子だった事もあって、上級生や歳上に遊んでもらってばかりでした。 小学校低学年の時にJリーグが開幕して、やっぱりサッカー選手に憧れて、そこからはずっとサッカー漬けの毎日でした。 小さい頃は体も弱くて内気だったので、父に武道をやれって言われて、剣道も中学1年までやってました。 そこそこ勉強もしてたので割と優等生キャラだったのですが、中学に入ってからは社会人になるまでずっとバンドをやってて、高校もしょっちゅうサボって、正直小学校の頃とは真逆の人生でしたね。笑
休日は何をしてますか?趣味などがあれば教えて下さい。
最近はスポーツはほとんどやっていませんが、アウトドアが好きで、冬はスノボ、夏は海とかキャンプとか、後は旅行が好きかな・・・。 外に出ると気分転換になるし、仕事漬けの毎日から解放されるんですよね。 ファッションも好きで、新しい服を着るとテンションが上がります。大事なプレゼンがある日は、自分の好きな服を選んで挑んでいます。 やっぱり音楽も大切な存在で、気分を上げるための「やる気スイッチ」的に聴くこともあります。 今でもバンド活動を続けていて、年に1〜2回ライブをやることもあります。
座右の銘やそれにまつわるお話があれば教えて下さい。
最近よく意識しているのは「雨なき虹なし」という言葉です。 ハワイのことわざで、「辛いことの後には必ず良いことがある」という意味です。 経営をしていると本当に苦しい瞬間が何度もあって、でもその後には不思議といい流れが来ることが多い。 だからこの言葉を思い出して、自分を奮い立たせています。 好きなバンドの曲名にもこの言葉が使われていて、より一層自分の中で大事なフレーズになりました。

「いい体験」を届ける、二本柱の挑戦
改めて事業内容を教えて下さい。
ONEDAYS株式会社という会社を共同経営しています。事業の柱は広告代理業と飲食業の2本です。 広告では、Web制作やデジタル広告の運用、SNSの運用代行、顧客管理システム(CRM)など、マーケティングの入り口から成果につながる着地まで、ワンストップで提供しています。 飲食業では、イタリアンをベースにした炭火焼の店を経営しています。 ここも、単なる飲食ではなく「いい体験」を届ける場として設計しています。 将来的にはこちらをさらに拡大し、事業の柱に育てていきたいなぁと考えてます。
事業や商品についてのこだわりはありますか?
広告事業では、東京レベルの品質を埼玉で提供することを意識しています。 小規模な企業は分業が多く、発注先が増えると管理が大変になります。だから、うちは最初から最後まで一括で対応できるのでそれが強みです。 飲食事業では、僕の地元群馬県産の赤城牛などの食材を使い、本格的な炭火焼にこだわっています。 空間づくりも大切にしていて、1人でもグループでも居心地がよく、清潔でおしゃれな雰囲気を心がけています。 スタッフ教育にも力を入れ、「また来たい」と思ってもらえる体験を提供したいですね。
起業したきっかけを教えて下さい。
20代から起業したいなって想いはあったんですが、踏ん切りがつかず、正直自分は雇われている方が向いてるかなって思ってました。 でも、30代半ばで今後の人生を考えた時に、やるなら今かなと思い…本当に勢いでしたね。笑 前職の同僚と共同経営でやってるんですが、飲食事業をやるときも本当に思いつきと勢いでした。 共同経営者の柳が事業案をポンポン出してくれるので、僕がそれをどうするか考えて、一緒に形にしていくイメージで成り立ってます。
なぜこの地域で事業をやろうと思ったのでしょうか?
このエリアに住んでいたからと言うのが一番の理由ですが、都内と違って、地方は「人」で勝負できるのが面白いと思ったからです。 都内だとどうしても資本力が物を言う場面が多いですが、志木市のような地域では人とのつながりが重要になります。 地方都市で成功できれば、他の地方にも展開できるんじゃないかなと言う思いもあります。 だからまずはここで勝負したいと思いました。

「仲間ができた」青年部で広がる地域との縁
そもそも、なぜ青年部に入ったのでしょうか?
従業員(炭焼きイタリアン酒場totoの店長)に言われてって言う、新しい入部方法ですね。笑 僕はここが地元じゃないのでこのエリアに知り合いもいなくて、地域に根を張るためには地元のネットワークが必要だと言われて、確かにって。笑 その後すぐに入部したんですが、結果友達も増えるし、お店も使ってもらえるようになるし、良い事尽くしでした。
青年部に入ったメリットがあれば教えて下さい。
やっぱり一番は友達が増えた事ですね。 大人になってから友達を作るのって意外と難しいと思うんですよ。 青年部では同じ立場の仲間が出来て、悩みを相談できたり、ただ飲んで楽しく過ごせたりもする。 経営者は孤独だからこそ、そういう場が本当に貴重だなと思います。 あとは、わからないことがあれば商工会に相談できる安心感も大きなメリットですね。
最後に今後の事業の展望や青年部活動について一言お願いします!
まずは今ある事業の軸をしっかり育てていきつつ、他の軸もどんどん考えて行きたいです。 一つの事業を大きくしていくもの大事だと思うんですが、やっぱり我々みたいな小さい会社だとその事業が傾いた時に会社全体へのダメージが大きいので… そういう意味では飲食は良い軌道に乗ってきてるので、次の店舗も考えていけたらなと。 青年部活動については、今年結構頑張ったので、来年はサポート側に回りたいなと・・・笑 でも、イベントや事業などには積極的に参加して、仲間たちと楽しく過ごしたいですね。
- 炭焼きイタリアン酒場toto
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〒353-0004 埼玉県志木市本町5-21-14 JSKビルB1F